ダイヤモンド需要、昨年は2%減-原油下落とドル上昇が買い手に打撃

  • 世界のダイヤ売上高、8.8兆円に減少:デビアス
  • 原油下落で産油国の可処分所得が抑制される

世界のダイヤモンド需要が昨年2%減少した。ドル相場が上昇したほか、石油収入の落ち込みでロシアと中東諸国の買い手が打撃を受け、過去最高水準に達した米国での売り上げを相殺したためだ。

  ダイヤ生産最大手デビアスが27日発表したリポートによると、研磨済みダイヤの売上高は昨年790億ドル(約8兆8000億円)と、前年の810億ドルから減少。世界最大の消費国である米国のダイヤ需要は5%増加し過去最高の390億ドル相当に達した。

  昨年はドル相場が主要10通貨で構成する通貨バスケットに対し9%上昇し、他の通貨を利用する買い手にとってダイヤが割高となったため、米国以外のダイヤ業界を取り巻く外部環境は悪化した。また、北海ブレント原油価格が約10年ぶりの安値に下落し、産油国の可処分所得が抑制されたほか、中国経済はさらに減速した。

  デビアスのマーケティング責任者、スティーブン・ラシアー氏は電話インタビューで、「新興国の状況は数年前と比較して若干予想しにくくなっている」と指摘。「世界市場全体で課題となっているのはドル相場の上昇だ。米国については、ここ数年と同様の状況が続くと予想されている」と述べた。

原題:Diamond Demand Fell 2% Last Year as Oil Rout, Dollar Hit Buyers(抜粋)

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