原油のマジックナンバーは1バレル=50ドルに-石油業界回復に向け

  • BPやネイバーズ、50ドル上回れば掘削増えると予想
  • 将来も50ドル上回るという認識が重要:ウッド・マッケンジー

石油業界の新たなマジックナンバーは50ドルだ。

  英BPやリグ(掘削装置)保有企業の米ネイバーズ・インダストリーズ、探査会社パイオニア・ナチュラル・リソーシズはいずれもこの24時間に、原油価格が1バレル=50ドルを上回れば掘削が増えるか、必要とされているキャッシュフローの押し上げにつながるとの予想を示した。競争力維持に向けコスト削減を進めていた石油業界は、原油価格が45ドル近辺に回復してきたことで、2014年の平均の半分未満の価格水準での安定の兆しに対応を講じている。

  油田コンサルタント会社ウッド・マッケンジーによると、原油価格の平均が53ドルなら世界の石油業界の上場企業大手50社は損失を食い止めることができる。世界最多の陸上リグを保有するネイバーズは既に、原油価格が7-12月(下期)に「優に」50ドルを上回った場合に掘削を増やす計画について数社の大口顧客企業と協議していることを明らかにした。

  ウッド・マッケンジーの企業分析担当バイスプレジデント、フレーザー・マッケイ氏は26日の電話インタビューで「50ドルに達するだけでは駄目だ。到達し、維持し、将来の価格も1バレル当たり50ドルを上回るという認識を持つことが重要だ。そうすれば、50ドルの価格水準で合理的なプロジェクトが承認され始めるだろう」と指摘した。

原題:Oil’s Magic Number Becomes $50 a Barrel for Promise of Recovery(抜粋)