中国の不良債権処理計画、逆効果の恐れも-IMFスタッフが警告

  • 債務の株式化は「ゾンビ」企業の生き残りにつながる可能性も
  • 銀行側にとっては利益相反が生じる公算

中国当局が銀行に不良債権処理を促す計画は、債務にまみれた「ゾンビ」企業の整理につながらず、銀行側にとっては利益相反が生じる可能性がある。国際通貨基金(IMF)のスタッフが26日、こう指摘した。

  事情に詳しい関係者が先月述べたところによれば、中国は銀行が借り手企業の債務をその企業の株式に転換しやすくする規定の草案を策定している。銀行が抱える不良債権が10年ぶりの高水準となっていることから、不良債権処理を進めるためのデット・エクイティ・スワップに関する規定だ。銀行がこうした不良債権を証券化し販売する可能性もある。中国政府はまだ計画の詳細を公表していない。

  IMFのスタッフは短い報告書を公表するとともに、「この種のテクニックはこうした問題に対応する役割を担うことが可能で、他国ではうまく活用されているが、それ自体は包括的な解決策ではない」とブログに投稿。債務の株式化は「慎重に設計され、健全な全体的枠組みの一部でなければ、実際には問題を悪化さる恐れがある」と論じ、そうなれば「ゾンビ」企業の生き残りを許すことになると警告した。

原題:China’s Plan to Clear Bad Loans Could Backfire, IMF Staff Warn(抜粋)