スペイン連立協議失敗で6月再選挙の公算-前回総選挙からわずか半年

  • 首班指名投票で十分な支持が得られる首相候補を選定できず
  • 5月2日が連立合意の期限となっており、6月26日に再選挙実施か

スペインでは26日の連立協議が不調に終わったことで、民主化後初めて議会の支持が得られる首相候補を選定できず、やり直し総選挙が実施される見通しとなった。

  主要政党のリーダーによる3回目の連立協議の結果を受けて、フェリペ国王は首班指名投票で十分な支持が得られる候補が誰もいないと判断し、多数派工作の停止を宣言した。5月2日が連立合意の正式な期限となっており、6月26日に再選挙が行われる可能性が高い。

  スペインの総選挙は昨年12月に実施されたばかりだが、与党・国民党や社会労働党など主要政党はいずれも多数を得ることはできなかった。反緊縮を掲げるポデモスとシウダダノスの2つの新興政党は、社会労働党主導の政権樹立を模索したが、政策の違いから3党連立は実現に至らなかった。

  やり直し選挙を行っても前回12月の選挙とほぼ変わらない結果になる可能性が世論調査で示されており、景気が勢いを失い、財政赤字抑制で欧州連合(EU)から緊急対策を求められる状況で、連立協議に再び時間を費やす必要に迫られる恐れがある。

原題:Spain Set for New Election as King Declares Stalemate in Talks(抜粋)