ブラジル株:ボベスパ反発、レアル上昇-前中銀総裁の財務相起用期待

  • 前中銀総裁のメイレレス氏が財務相に指名されるとの観測
  • 銀行のブラデスコやイタウ、ペトロブラスが上昇をけん引

26日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は反発。弾劾が可決されルセフ大統領が職務停止となった場合、エンリケ・メイレレス前中央銀行総裁が財務相に就任するとの観測が広まった。同氏は高成長、インフレ鈍化、株式相場活況の時期に中銀総裁を務めた。通貨レアルと債券も上昇した。

  ボベスパ指数は世界の主要株価指数の中で最も大きく上昇した。テメル副大統領が同国紙グロボに対し、ルセフ大統領の弾劾が可決され自らが政権を運営することになった場合、メイレレス氏を財務相に起用する考えを示した。銀行のブラデスコ銀行やイタウ・ウニバンコ・ホールディングが上昇し、ボベスパ指数の上げに最も寄与した。また、中銀が前日に続いて通貨安を狙った動きを控えたことからレアルも上昇。ドル建てのブラジル債券(2025年償還)も値を上げた。

  メイレレス氏が中銀を率いた8年間に株式相場は6倍に上昇し、レアルも値上がりした。スルアメリカ・インベスチメントスのマルセロ・メロ最高経営責任 者(CEO)は「ブラジルの財務相には実績と財政改革を実行する能力を備えた正統派の人物が就任する必要がある。今はニューフェースの出番ではない」と話した。

  ボベスパ指数は前日比2.4%高の53082.50で取引を終了。前日までは3営業日続落していた。イタウは3.5%、ブラデスコは3.6%それぞれ上昇。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は原油高を受けて3.6%上げた。

  通貨レアルは0.8%高の1ドル=3.5295レアルとなり、年初来の上昇率を12%に押し上げた。
 

原題:Brazilian Stocks, Bonds, Real Rally Amid Meirelles Speculation(抜粋)