NY外為:ドル下落、10カ月ぶり安値迫る-低調な耐久財受注響く

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26日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。10カ月ぶり安値に迫った。朝方発表された米耐久財受注が予想を下回る伸びとなり、景気が向かい風を受けていることが示唆された。米連邦公開市場委員会(FOMC)は26-27日の日程で金融政策会合を開いている。

  ドルは主要通貨の大半に対して下げた。アナリストの間では今週のFOMCで政策金利が引き上げられる可能性はほぼないとみられており、金融政策決定者は6月に利上げする用意があると示唆する可能性があるとみている。

  スタイフェル・ニコラウスのチーフエコノミスト、リンゼー・ピエグザ氏 は「今後数カ月間はドルに継続的な弱さが見られる可能性がある」と述べ、「しかし6月のFOMC会合へ向けての声明内容に非常に左右されるだろう」と続けた。

  日本や欧州が緩和策を続け、中国市場など新興市場が減速する中でドル買いは過去2年間、勝ち続けていた。ここにきて米国経済成長の減速から米金融政策当局は成長見通しを下方修正し、利上げシナリオを後退させたことから、ドル上昇が失速した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。年初来の下げは4.6%となっている。ドルは対円では0.1%上昇して1ドル=111円31銭。

  RBCキャピタル・マーケッツのシニア通貨ストラテジスト、エルサ・リグノス氏は「多くの市場参加者はドル取引にうんざりしてきたようだ」と述べた。

  先物トレーダーによれば、今週のFOMC会合では政策金利は据え置かれると予想されているが、年内に追加利上げが発表される可能性は67%が織り込まれており1週間前の55%から上昇した。

原題:Dollar Weakens Toward 10-Month Low on Durables Orders Before Fed(抜粋)

(第4段落を加え、相場を更新し、第6段落以降を追加します.)
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