欧州株:4日ぶり上昇、好決算でスタンダードチャータードとBP高い

26日の欧州株式相場は4営業日ぶりに上昇した。企業決算を好感した買いが優勢となった。
  
  英銀スタンダードチャータードは9.8%上昇し4カ月ぶり高値を付けた。貸倒引当金が予想に反して減少したことが背景にある。英石油会社BPは4.3%値上がり。原油下落にもかかわらず、予想外の黒字となったことが手掛かり。スウェーデンの銀行スウェドバンクは3%上げた。純利益がアナリスト予想を上回った。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.2%高の347.31で引けた。一時は0.7%高となった。前日までの3日続落は、ここ1カ月で最長の下げ局面だった。週内の米連邦公開市場委員会(FOMC)と日本銀行の金融政策決定会合が注目されている。

  ランプ・アセット・マネジメント(デュッセルドルフ)で株式投資を担当するファンドマネジャーのミヒャエル・ボイシュネック氏は「決算シーズンは極めて順調だ」と述べた上で、「だが、米当局者のわずか一言で状況は変わり得る。何ら変更はない見込みだが、声明の内容が重要だ」と語った。

  この日の西欧市場の主要株価指数の中で、イタリアとスペインの株価指数が大きく上げた。モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナとウニクレディト、ビルバオ・ ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)の上げが目立った。ドイツ銀行は2.3%高と、独DAX指数の構成銘柄の中で上昇率首位だった。ストックス600指数の銀行株指数は約1カ月ぶりの高水準に達した。

  個別銘柄では、独自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)の優先株が1.6%上昇。1-3月期の世界販売台数はトヨタ自動車を抜いて首位に立った。独鉄鋼・工業製品メーカー、ティッセンクルップは2.5%値下がり。オーストラリアの総額500億豪ドルに上る次期潜水艦建造事業をめぐり、フランスのDCNSグループに競り負けた。

原題:Europe Stocks Halt Slide Amid Standard Chartered, BP Earnings(抜粋)