アジア・太平洋株式サマリー:中国、香港株が上昇-インドも上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  26日の中国株式市場は売買が低調に推移する中で、上海総合指数が約2週間ぶりの大幅上昇。商品先物市場の変動が高まっており、投資家はヘルスケアなど利益の伸び見通しが改善している銘柄に避難先を求めた。

  上海総合指数は取引終了前1時間で値上がりし、前日比0.6%高の2964.70で終了。26日の上海市場の売買代金は1341億元(約2兆2900億円)と、2014年以降で4回しか付けていない低水準に減少した。CSI300指数は0.5%高で引けた。

  北京双鷺薬業(002038 CH)と愛爾眼科医院集団 (300015 CH)は少なくとも5%上昇。一方、素材株のパフォーマンスは業種別で最も低かった。1ー3月(第1四半期)に赤字となった雲南銅業(000878 CH)は1%安。

  投機家が商品先物や住宅市場に狙いを移す中で、投資家の株式への関心は低下している。中国株式市場では個人投資家が取引の約80%を占める。ブルームバーグ集計のデータによると、ヘルスケア企業の1株利益は今後1年間で18%増加すると見込まれている。これはCSI300指数構成企業全体の約2倍。

  精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO、上海在勤)は「投資家は一段と守りの姿勢に入っており、利益の伸びが安定している銘柄に買いを入れている」と指摘。「企業決算がそれほど堅調ではなく、将来を明確に見極めることができないため、リスク回避が投資家の最初の反応となる」と述べた。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が0.3%高で終了し、ハンセン指数は0.5%高で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  26日のインド株式相場は2週間ぶりの大幅上昇。指標のS&P・BSEセンセックスは4カ月ぶり高値を付けた。デリバティブ(金融派生商品)取引の期日を28日に控え、自動車株や鉄鋼株の上げが目立った。

  インド最大の乗用車メーカー、マルチ・スズキ・インディアは指数構成銘柄の中で上昇率首位となった。1-3月期売上高が予想を上回ったことが好感された。タタ・スチールは約1年ぶり高値、HDFC銀行は2カ月ぶり大幅高となった。たばこメーカーのITCは反発。一時は2.8%値下がりした。

  センセックスは前日比1.3%高の26007.30で終了。昨年12月末以来の2万6000の大台復帰となった。海外勢によるインド株購入が膨らみ、同指数は2月の安値から13%値を戻している。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前営業日比0.3%安の5220.64。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.3%高の2019.63。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.3%高の8581.57。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)