ゴールドマン:中国A株がMSCI指数に採用される確率は五分五分

  • 懸念事項への対応が6月より前に行われれば、採用の可能性は高まる
  • A株の組み入れが6月に決まる確率は51%-シティグループ

米ゴールドマン・サックス・グループは、MSCIが6月の定期見直しで中国本土株をベンチマーク指数に採用する確率は五分五分とみている。

  劉勁津(キンガー・ラウ)氏率いるアナリストチームは25日のリポートで、中国株式市場の規模や外国人投資家の参加を改善する取り組みは採用にプラスだが、株式売買の停止をめぐる透明性の欠如や対内投資制度における本国送金の制限は不利に働くと指摘した。ベンチマーク指数への中国本土株の採用を昨年先送りしたMSCIは、今年6月の判断を控えて投資家からあらためてフィードバックを求めている。

  MSCIの判断を予測するのが難しいと考えるのはゴールドマンだけではない。シティグループも今月、人民元建てA株の組み入れが6月に決まる確率は51%との見方を示した。シティはより長期では採用がほぼ確実とみており、MSCIが2017年末までに指数への組み入れを発表する確率が99%と予想している。

  ゴールドマンのリポートによると、投資家の主な懸念事項の一部への対応が6月より前に行われれば、MSCIがA株を採用する可能性は大きく高まり、年次の定期見直しプロセス以外でも組み入れを判断する可能性もある。本土株の採用が6月に認められれば、恐らく17年半ばに実施されるとしている。ゴールドマンの推計では、MSCI指数に採用されればA株にはネットベースで160億ドル(約1兆7700億円)の買いが見込まれるという。

原題:Goldman Sees Coin-Toss Odds of China Stocks Joining MSCI in June(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE