NYソニータワーの高級住宅化を断念、1550億円超で売却-関係者

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  • 売り手のチェトリット氏側はコンドミニアムへの転用を断念
  • サウジの投資会社が主導するパートナーシップが買い手だと関係者

ソニー米国本社が入居していたニューヨーク市マンハッタンにある37階建てのオフィスビルを超高級住宅に転用することを計画していた不動産開発の投資家が、この「ソニータワー」を14億ドル(約1550億円)余りで売却することで合意が成立した。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開の取引であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ジョゼフ・チェトリット氏とデービッド・ビストライサー氏は、ソニータワーをコンドミニアムに改装する計画を断念し、サウジアラビアの投資会社オラヤン・グループが主導するパートナーシップに売却する契約を締結した。両氏はマディソンアベニュー沿いのこの物件を2013年に11億ドルで取得していた。

  マンハッタンのミッドタウンでは世界から裕福な投資家を呼び込もうと少なくとも6つの超高級タワーが建設されており、ソニータワーの売り手側は厳しい競争に直面していた。

  今回の取引でオラヤンのパートナーであるロンドンのチェルスフィールド・グループは、買い手側の意向はオフィスビルとして維持することだと発表資料で説明した。買収額は開示していない。チェトリット氏の広報担当者は、同氏のコメントは得られないと述べた。オラヤンの担当者リチャード・ホブソン氏は、チェルスフィールドの発表以上のコメントを控えている。

  今回のビル売買に詳しい関係者によると、ソニーは先週までチェトリット氏のパートナーシップに賃借料を支払っていたという。

原題:New York’s Sony Building Said to Sell for More Than $1.4 Billion(抜粋)