元シティのワイル氏が米大学に200億円寄付-神経科学の研究向けに

  • 神経科学の研究機関を創設する資金をカリフォルニア大学に寄付
  • 神経科学の分野は研究資金集めで劣勢にある-ワイル氏

米シティグループの元最高経営責任者(CEO)、サンフォード・ワイル氏と妻のジョーンさんが、神経科学の研究機関を設立する資金として米カリフォルニア大学サンフランシスコ校に1億8500万ドル(約200億円)を寄付した。同校が26日発表した。

  発表資料によると、今回の寄付は同校が受け取ったものでは過去最大。脳や神経系疾患の治療開発を支援するのに使うほか、新たな施設の建設にも充当される。同施設は研究所と患者の診療所を同じ屋根の下に置く。

  ワイル氏は電話インタビューで、「私の母はアルツハイマー病が原因で死亡し、父が亡くなったのは、うつ病が原因の一つだった」と語り、家族経験が寄付のきっかけの一部だったことを明らかにした。

  同氏によると、神経科学の分野は、がんや心臓病の分野に比べ、研究資金集めで劣勢に立たされている。その結果、「人々がより長生きするようになるにつれ、アルツハイマー病やパーキンソン病など神経変性疾患を抱える人が増えている」という。

原題:Sanford Weill Gives $185 Million to UCSF for Neuroscience Work(抜粋)