南米の天候不順で農産物に打撃-市場の変動性高まる

  • 動きの小さかった農産物市場、洪水と干ばつで揺れる
  • トウモロコシ、大豆、小麦の変動性上昇-ファンドの買い増える

農産物市場はここ数週間、大きく変動している。アルゼンチンの洪水やブラジルでの干ばつの影響でシカゴやパリなどの先物市場は混乱し、トウモロコシや大豆、小麦価格は先週の前半は上昇したものの後半は下落した。

  大手商品取引会社ルイ・ドレフュスの最高経営責任者(CEO)は、昨年はボラティリティ(変動性)が不足していたと指摘したが、今年は昨年と比較して変動性が高まりつつある。8品目で構成するブルームバーグ農産物サブ指数の30日ベースの価格変動性指数は25日、昨年9月以来の高水準に達した。今年初めには大半の農産物の価格がじりじりと下落し、変動性指数は2013年12月以来の低水準となっていた。

  天候要因で価格が変動する中、ヘッジファンドなど大口の投機家が農産物市場に参加している。特に大豆については、資産運用会社は3月には価格下落を見込んでいたが、今ではここ約2年で最も強気な姿勢を示している。米商品先物取引委員会(CFTC)によれば、農産物11品目の価格上昇を見込むファンドによる投資は昨年7月以来の高水準。スイスのスターサプライ・コモディティ・ブローカーズのブローカー、アルノー・ソレ氏は、先週はファンドによる「大量の」買いが入ったと述べた。

原題:South American Weather Hurting Crops Is Driving Markets Crazy(抜粋)

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