1MDB:債券の利払い実施せず-アブダビIPICとの対立で

更新日時
  • 1MDBはIPICと債務をめぐり対立していた
  • 利払い義務は相手方にあると双方が主張

マレーシア政府の投資会社1マレーシア・デベロップメント(1MDB)はアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の政府系ファンド、インターナショナル・ペトロリアム・インベストメント(IPIC)との対立の中で、17億5000万ドル(約1950億円)の債券の5000万ドルの利払いを実施しなかったことを明らかにした。1MDBとIPICはどちらが利払いを行うかで対立している。マレーシアの通貨リンギットは下落し、1MDBのドル建て債相場は落ち込んだ。

  26日に電子メールで送付された発表資料によると、1MDBは2022年償還債(表面利率5.75%)を共同で保証するIPICが義務を履行しなかったため、利払いを保留している。今回の利払い不履行は、1MDBの債務74億リンギット(約2090億円)についてもクロスデフォルトを引き起こした。

  双方は昨年5月の合意に基づく1MDBのIPICに対する債務をめぐり対立を続けている。IPICは合意当時、保証する1MDB債35億ドル相当の利払いを引き受けると説明していた。しかしIPICは今月に入り、1MDBが融資に関連した10億ドル強の支払いを怠り「デフォルト(債務不履行)状態にある」と指摘した。

  この対立は利払い問題に飛び火し、双方は互いに、利払い義務が相手方にあると主張。4月18日に予定されていた利払いの5営業日の猶予期間は25日に失効した。

  1MDBは発表資料で、「利払いを行うための資金を持つものの、原則として、利払いはIPICの義務だという立場だ」と説明。「IPICが全ての義務の履行を受け入れるまで、1MDBは支払いを差し控えざるを得ず、法的な手段と解決策を目指す」とした。

原題:1MDB Says It’s in Default After Missing Interest Payment (1)(抜粋)

(発表文の内容を追加して更新します.)
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