米ヘイマンのバス氏、中国特化の新ファンドのために資金募集-関係者

  • 中国の銀行が不良債権で巨額の損失を被るとの予想をバス氏は示す
  • バス氏が投資家との電話会議を数日以内に開くと関係者

中国の銀行が不良債権のために巨額の損失を被ると予想している米国のへッジファンドマネジャー、カイル・バス氏が、中国に特化した新たなファンドをスタートさせるために資金を集めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ダラスに本社を置くヘイマン・キャピタル・マネジメントの創業者であるバス氏は、詳細を伝えるために投資家との電話会議を数日以内に開く。バス氏は2月半ばの段階で、同氏の主要ファンドのポートフォリオの約85%がすでに中国関連の取引になっていると説明していた。

  バス氏(46)は、中国の銀行システムが金融危機時に米国の銀行が被った規模の4倍を上回る損失に直面する可能性があるとの予測を今年に入って示した。これに対し、中国国際金融(CICC)やマッコーリー・セキュリティーズは、バス氏の見積もりが実態を誇張していると指摘していた。

  国際通貨基金(IMF)は、中国では利払いを賄う十分な所得のない借り手に1兆3000億ドル(約144兆円)の融資が供与されている可能性があり、潜在的な損失が国内総生産(GDP)の7%相当に上るとの推計を今月示した。

  バス氏は資金集めについてコメントを控えている。CNBCのスコット・ワップナー氏がこの件を先に伝えていた。関係者によれば、新ファンドの資金集めの第1段階は7月1日に完了する予定。

原題:Bass Said to Start Separate Fund for China-Related Trades (1)(抜粋)

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