米グーグルの超高速ブロードバンド計画に打撃、AT&Tなどが対抗策

  • ライバル会社は値下げや通信網の高速化で顧客の流出回避図る
  • グーグルの広告販売拡大には顧客のネット接続高速化が必要

米グーグル・ファイバーはアトランタ市街に超高速ブロードバンド・サービスをまだ導入していないが、コムキャストやAT&Tはその到来を見据えてグーグルが約束した1ギガビットのインターネット接続サービスを提供し新規顧客を獲得している。

  グーグルがケーブルテレビ(CATV)や通信事業者に対抗できる光ファイバー網を敷設すると発表してから6年が経過した。グーグルが現時点で進出しているのは4市場にとどまっているが、ライバル会社は顧客流出を阻止するため、料金引き下げや通信網の高速化を進めている。グーグルは、検索エンジンでより高額の広告料を得るためには、顧客に安定したネット接続スピードを持たせる必要があると当初から考えていたとみられる。

  1ギガビットはグーグルが最初に計画を発表した時点では目新しいスピードだった。しかし今年に入ってCATV会社のコムキャストは、ケーブルベースのギガビット技術の試験をアトランタで開始。テネシー州ナッシュビルとイリノイ州シカゴ、ミシガン州デトロイトへのサービス拡大を計画しており、年内にはフロリダ州マイアミにも進出する。同社は既に光ファイバーベースの毎秒2ギガのサービスを全米で提供している。ギガビットサービスで米国トップのAT&Tは36余りの都市にサービスを拡大しており、フェアポイント・コミュニケーションズやウィンドストリーム・ホールディングスも市場を増やしている。

  調査会社オーバムのアナリスト、カマリニ・ガングリ氏は「ギガビットの動きは一段と強まっている」と述べ、「その結果、グーグルは多少の競争熱にさらされている」と指摘した。
 

原題:Google Gets Beaten to the Punch by AT&T on Super-Fast Broadband(抜粋)

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