中国での商品取引の急増、世界市場に衝撃-モルガン・スタンレー

  • 「中国の投機家らが商品市場に参加している」と同行アナリスト
  • 規制変更と5月1日の労働節の祝日で価格は下落の可能性

中国の商品市場での最近の投機的取引の急増が世界市場に衝撃を与えているとの見方を、モルガン・スタンレーが示した。中国での鉄鋼や鉄鉱石、綿花のほか鶏卵やニンニクの取引活動の急増を挙げた。

  トム・プライス氏とジョエル・クレーン氏らアナリストは25日、電子メールで送付した文書で「中国の投機家らが商品市場に参加している。中国の最近の投機的取引の急増は世界市場に衝撃を与えている」と指摘した。

  世界最大の原材料消費国である中国での融資の増加を示すデータが発表されたことから、需要改善に伴って商品価格がさらに上昇するとの観測が高まり、鉄筋などの商品デリバティブ(金融派生商品)の取引が先週急増した。このため、中国の取引所当局は、鉄筋など一部の先物の取引規制を強化した。

  モルガン・スタンレーは文書で「取引を規制する動きは、中国で高まった信用取引の流動性が間もなく抑制される可能性があることを示唆している」と指摘。「中国では労働節の祝日が近づいていることもあり、取引活動と商品価格は短期的に後退するだろう」と、中国の5月1日の祝日に触れながら述べた。

原題:Morgan Stanley Says China Commodity Jump Stuns World Markets (2)(抜粋)

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