米国株:下落、日米の金融政策会合や企業決算控えて様子見広がる

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25日の米株式相場は下落。今週は日本と米国でそれぞれ中央銀行による金融政策決定会合が予定されているほか、企業決算を控えて様子見姿勢が広がった。

  ただ午後に入り消費関連株が上げ幅を拡大し、主要株価指数は下げを縮めた。エネルギー株は下落。前週末の22日には昨年12月1日以来の高値で終了していた。銀行株も3カ月ぶり高値から下落。また今年に入りダウ工業株30種平均で最高のパフォーマンスとなっているキャタピラーも値下がりした。

  S&P500種株価指数は前週末比0.2%安の2087.79。一時0.7%下げる場面があった。ダウ工業株30種平均は26.51ドル(0.2%)安の17977.24ドル。

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「相場は重要な節目にある。主要株価指数が最高値付近となるのはここ15-18カ月で3回目だ」とし、「今週は企業決算が大きな注目材料だ。米金融当局の会合でのサプライズは予想されていない。市場は日銀の決定会合に注目している」と述べた。

  アップルやアマゾン・ドット・コム、ボーイングをはじめ、S&P500種構成銘柄の3分の1強が今週決算を発表する。市場は米金融当局が今週の会合で政策金利に関するガイダンスを変更するかどうかに注目。また大半のエコノミストは日本銀行が刺激策を拡大すると見込んでいる。

  アナリストらは年初以降、1-3月期の企業利益の予想を引き下げている。年初時点ではS&P500種の構成銘柄の利益について前年同期比変わらずを見込んでいた。現在では9.2%減が予想されている。これまで130を超える企業が決算を発表しており、うち81%で利益、60%で売上高が予想を上回っている。

  朝方発表された3月の米新築住宅販売は市場予想に反して減少し、3カ月連続でのマイナスとなった。先物トレーダーらが織り込む今週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げ確率はゼロ。確率が50%を超えるのは11月以降となっている。

  フィラデルフィア・トラストのリチャード・シーシェル最高投資責任者(CIO)は「この日の終わりにかけてトーンがやや明るくなってきている」とし、「企業のいかなる発表においても明るい見通しというのは最も需要な部分を占め、相場の上昇を維持させる。アップルやアマゾンといった企業の決算発表が控えているが、これらの決算は相場に強く影響する」と続けた。

  S&P500種の業種別10指数では6指数が下落。エネルギーや素材、資本財・サービスの下げが特に大きい。金融は0.3%下げた。一方、生活必需品株は続伸し、この日は0.7%上昇。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は6.5%上昇の14.08。

原題:U.S. Stocks Retreat as Earnings Reports, Fed Rate Decision Loom(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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