NY原油(25日):大幅反落、中東の増産姿勢で供給超過の長期化警戒

25日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落し、5カ月ぶり高値から大きく下げた。中東産油国の増産姿勢が鮮明になり、世界的な供給超過は長期化する兆候が増えた。クウェートは6月までに産油量を日量300万バレル超に引き上げる計画を明らかにした。石油労働者がストに入っていた先週の水準の2倍に相当する。イランは1月の制裁解除以降100万バレル増産したと、シャナ通信がザンギャネ石油相の発言として伝えた。

  プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニア市場アナリスト、フィル・フリン氏は「市場では石油輸出国機構(OPEC)諸国の増産と米国のガソリン需要増加の間でバランスを取ろうとする動きになっている」と分析。「ガソリン需要は非常に強いため、いずれ市場をタイトな状況に導くと予想される。このプロセスには時間がかかる」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前営業日比1.09ドル(2.49%)安い1バレル=42.64ドルで終了。ロンドンICEのブレント6月限は63セント(1.4%)下げて44.48ドル。

原題:Oil Falls From Five-Month High Amid Signs of Growing Crude Glut(抜粋)

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