バンカー報酬めぐる米規則:給料上げるが、入行の魅力弱める公算も

バンカーの報酬に関する米国の規則案が採用されれば、大手米銀の上級幹部やディールメーカー、トレーダーは給料が増えボーナスが減る可能性がある。幹部人材紹介会社が予想した。

  先週公表された同規則案は、大手銀行の重要行員らのボーナス支払いを4年間繰り延べるほか不適切なリスクを取ったことが発覚すれば7年間さかのぼってボーナスを返還させられる内容。

  人材紹介会社ラッセル・レイノルズ・アソシエーツのレべッカ・グラスマン氏は、銀行は「機知と創造性をもって対応するだろう」と述べ、「人事部門の中に既に計画を練るためのチームができていても驚かない」と付け加えた。

  規則案の対象は成果連動の変動報酬のみで、目標と結び付いていない報酬は対象外。金融サービス業界人材あっせん会社、ハリソン・ストーン・アンド・アソシエーツのマネジングディレクター、ロバート・ペトライヒ氏は「各社は基本給を上げることで報酬パッケージ全体を大きくすることもできる」と話した。

  幹部あっせん会社ボイデンの金融サービス担当世界責任者、ジョン・バー氏はボーナス支払いの繰り延べは「既に業界内にいる人が去ることをますます難しくするが、新たに加わろうとする人へのインセンティブは弱める」と指摘した。

  新しく業界に入ろうとする人はボーナスを待つことに慣れていないため、こうした人材を引き付けるのに十分なほど給料を高くすることが銀行はできないかもしれないと、コンペンセーション・アドバイザリー・パートナーズのシニアパートナー、ローズ・マリー・オレンス氏は述べた。

原題:Bank Pay Rules in U.S. Seen Boosting Salaries, Deterring Hires(抜粋)

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