債券トレーダー、4月米利上げの可能性を排除-景気見通し改善でも

  • 米当局は政策正常化の機会が妨げられるサイクルに-ゴールドマン
  • 年内利上げの確率は63%、1週間前の50%から上昇

米国のインフレ率と経済成長の見通し改善で金融政策を引き締める論拠は強まったものの、トレーダーの間では4月26、27両日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率はゼロと見込まれている。

  米国債は22日終了週に昨年11月以来最大の下落となった。16日終了週の米新規失業保険申請件数が1973年以来の低水準を記録。原油相場は2カ月にわたる大幅上昇を続け、ドルはユーロと円に対して上昇した。ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントによると、FOMCは政策引き締めを試みるも世界の主要国中央銀行が緩和を継続しているため、政策正常化の機会が妨げられるサイクルにはまり込んでいるという。

  ゴールドマン・サックス・アセットのグローバル債券最高投資責任者(CIO)、ジョナサン・ビナー氏は22日にブルームバーグのテレビインタビューで、「米金融当局が利上げについて話せば、ドルには上昇圧力がかかる」と指摘。「それが成長を弱める反応を招く。こうした負のフィードバックループは間違いなく米国の引き締めサイクルが極めて緩やかになることを示している」と述べた。

  今週のFOMCでは、当局の努力を損なうような市場の反応を引き起こさずに政策方針を伝えるという課題が再び突き付けられる。3月のFOMC予測では年内利上げ回数の見通しは4回から2回に減少した。先物トレーダーは4月のFOMCでの利上げの可能性を排除しながらも、年内に利上げする確率は63%と、1週間前の50%から引き上げている。

原題:Bond Traders Rule Out April Rate Rise as Fed Forecasters on Hold(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE