新車ディーラー数、ファストフード店舗並み-北京モーターショー開幕

  • 昨年はディーラーの4分の3が赤字か収支とんとんだったとCADA
  • メーカー側が過剰な在庫の売り尽しを販売網に求めている

自動車150年の歴史の中で、世界一の市場に上り詰めた中国だが、業界ではディーラーの収益低迷が目立ち、厳しいトレンドが表面化しつつある。

  中国自動車ディーラー協会(CADA)によれば、昨年はディーラーの4分の3が赤字か収支とんとんだった。中国自動車ディーラー商業会幹部のチュウ・クォンユアン氏は、景気改善の兆しがほとんど見られない中で、メーカー側が過剰な在庫の売り尽しを販売網に求めており、今年は状況がさらに悪化する恐れがあると考えている。

  調査会社フォーインの周錦程・中国調査部長は、価格競争の激化で新車を売っても大きな利益はもはや得られず、ディーラーの生き残りが一段と難しくなっていると述べ、ディーラーの再編や統合の可能性を指摘した。

  中国の自動車業界は「ゴールドラッシュ」のような雰囲気に包まれており、メーカーはラインアップ拡充やディーラーネットワークの拡大を競い、過去10年で6倍になった市場でシェアを伸ばそうと躍起になっている。

  今週からの北京モーターショーでは、米ゼネラル・モーターズ(GM)やドイツのフォルクスワーゲン(VW)、日産自動車などの1600を超える出展企業が広大な会場に1179台を展示する。スタンフォード・C・バーンスタインのアナリストによれば、GMとVW、日産のディーラー数は「マクドナルド」や「KFC」、スターバックスの中国店舗数に近づいている。

  中国自動車業界ではメーカーとディーラーの両方で統合の機が熟しつつあるようだ。ブルームバーグ集計のデータによると、過去10年でメーカーが行った10億ドル(約1100億円)超の買収はわずか10件にすぎない。広彙汽車服務がドイツのBMW車を販売する宝信汽車集団の株式を11億ドルで取得すると昨年12月に発表し、ディーラーの統合が既に始まっている。

原題:Auto Dealers in China, Ubiquitous as KFCs, Face Shakeout (1)(抜粋)

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