米キャタピラー、ムーディーズに真っ向から反論-支出計画は履行可能

  • 配当支払いと事業拡大計画に問題はないとCFO
  • ムーディーズは格付け見通しを「ネガティブ」に変更した

鉱業・建設機械メーカー最大手、米キャタピラーのブラッド・ハルバーソン最高財務責任者(CFO)は、格付けアナリストが同社のレバレッジ指標悪化に警鐘を鳴らす中、支出計画を予定通り進める考えを示した。

  ハルバーソンCFOは22日の決算発表後のインタビューで、バランスシートを悪化させることなく配当支払いと事業拡大計画を維持することは可能だと述べた。同社は2016年通期の利益と売上高の予想を下方修正。1-3月(第1四半期)の利益は市場予想に届かなかった。

  同CFOは「当社が優先事項と位置付けているものは全て履行可能だ。われわれが生み出しているキャッシュフローからすれば、配当支払いには何ら問題がなく、年金への資金拠出も十分だ」と述べた。

  アナリスト7人の予想平均によると、キャタピラーのキャッシュフローは今年32%減少し23億ドル(約2560億円)となる見通し。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは20日、現在の循環的下降はキャタピラーの歴史上で最も長く厳しいとして、同社の格付け見通しを「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に変更した。

  ハルバーソンCFOは「ムーディーズの格付け見通しは商品や石油・ガスに対する同社の悲観的な見方と、より強く関係している」と指摘。キャタピラーのレバレッジ指標は「サイクルのこの時点において、これまでになく良い数値だ」と主張した。

原題:Caterpillar Shrugs Off Moody’s Leverage Concern as Markets Rally(抜粋)

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