【個別銘柄】ソニーや横河ブリH安い、富士ゼネ高い、UKCHD下落

更新日時

25日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ソニー(6758):前営業日比6%安の2835.5円。14日以降に発生した熊本地震の影響により28日に予定している決算発表で今期業績見通しの公表を見送ると22日に発表した。クレディ・スイス証券は2016年3月期営業利益の計画値からの下振れに続くネガティブな開示、短期的に市場で業績への懸念が強まる可能性があると指摘。業績への影響として、デバイス事業やイメージング・プロダクツ&ソリューション事業の販売ロスや生産稼働率低下の影響などが考えられると分析した。

  横河ブリッジホールディングス(5911):13%安の1127円。子会社が施工する新名神高速道路の橋梁工事現場で22日に橋桁落下事故が発生した。野村証券は今後は直接的な事故対応による影響だけでなく、同社の受注活動において指名停止などのペナルティが課されるリスクがある、と指摘した。共同で同工事を請け負う三井住友建設(1821)も3.9%安の98円。

  富士通ゼネラル(6755):8.2%高の1924円。16年3月期の営業利益は前の期比1.4%増の275億円だったと22日発表した。従来計画250億円から上振れた。SMBC日興証券では、前期営業利益はコンセンサスを上回り、売り上げ未達の中での増益達成はポジティブサプライズと指摘、原材料安など調達コストダウンのメリットが想定以上とみる。前期比20%減の220億円と予想した会社計画については、原材料安や為替による好影響が継続すると仮定した場合、保守的な印象との見方。

  UKCホールディングス(3156):6.7%安の2012円。10月に予定していた経営統合に向けた加賀電子(8154)との協議を中止する、と22日に発表した。昨年11月に経営統合を目指すことで基本合意し協議を進めてきたが、諸条件の合意に至らなかった。加賀電子は4.2%安。

  SCREENホールディングス(7735):3.9%安の902円。16年3月期営業利益は従来計画から15%上振れの235億円になったようだ、と22日に発表した。クレディ・スイス証券は上振れの主因は、セミコンダクターソリューション(SE)事業の17年3月期に計上予定だった4-5案件の前倒しが見られたことと推測。特に第3四半期決算後に環境が好転したことが要因ではないもようで、第4四半期の受注環境に対してポジティブに転じる材料にも乏しい、と指摘した。

  安川電機(6506):4.8%高の1368円。ゴールドマン・サックス証券は、依然として同社株の上値余地はカバレッジ内上位にあるとし、投資判断「買い」を再強調した。17年3月期の営業利益計画280億円は費用増、付加価値増、中国の物量増を中心に保守的と判断。過去数年、収益構造が大きく改善している点も好印象で、為替前提1ドル=110円から大きく円高に振れない限り、計画上振れは可能と予想した。

  ユアテック(1934):9.8%安の829円。17年3月期営業利益予想は前期比21%減の120億円、と22日に発表した。年間配当は1株当たり12円と、16年3月期計画から3円減となる。

  JVCケンウッド(6632):2.1%高の294円。16年3月期純利益は従来計画比で2.1倍の32億円になったもようと発表した。市場予想は15億円だった。米子会社の繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額が寄与する。

  エイチ・アイ・エス(9603):6.4%安の2845円。15年11月-16年4月期(上期)純損益予想を従来の58億円の黒字から20億円の赤字に下方修正した。子会社が所有する船舶の収益低下の兆候から減損損失35億円を計上する。営業利益予想は110億円から83億円に減額。同時多発テロの発生による欧州方面旅行の減少や雪不足による国内スキーバスツアーの集客減少などが響く。

  三菱自動車(7211):4.8%安の480円。法令と異なる方法で燃料試験用データが測定されていたのは27車種に上ると23日付の産経新聞が報じた。対策費は数千億円規模に膨らむ恐れがあり、17年3月期の業績見通しは公表を見送る方向という。

  gumi(3903):4.9%高の1010円。5月末に提供する予定のロールプレイングゲーム「シノビナイトメア」の事前登録者が10万人を突破したと22日に発表した。公式ツイッターのフォロワーは1万人を超えた。

  シミックホールディングス(2309):19%高の1634円。15年10月-16年3月期営業利益予想を従来の8億円から前年同期比3.8倍の20億5000万円に上方修正した。各事業で生産性向上の施策が進展したほか、販売管理費の削減が寄与した。

  オルトプラス(3672):11%高の456円。台湾のXPECエンターテイメントと資本業務提携契約を締結した、と25日午前に発表した。ゲーム開発や提供などで協力する。無担保転換社債型新株予約権付社債8億5500万円を発行し、XPECに割り当てる。

  OATアグリオ(4979):4.7%高の1531円。BASFジャパン(東京都港区)から水稲除草剤「シクロスルファムロン含有製剤」の国内登録権と販売権を取得すると22日に発表した。国内での水稲除草剤ビジネスの拡大が期待された。

  明星工業(1976):10%高の517円。16年3月期営業利益は57億円と、従来計画から39%上振れたもようと22日に発表した。建設工事事業の断熱工事を含む各領域が堅調に推移した。

  ライトオン(7445):6.8%安の1484円。4月度の既存店売上高は前年同月比0.7%増と、3月は17.9%増から伸びが大きく鈍化した。客数が10%減と、今期で初めて前年を下回った。

  クボタ(6326):1.1%安の1741円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を1870円から1550円に下げた。為替前提を1ドル=115円から110円に変更したほか、北米の需要見通しの下振れリスクを反映。16年12月期営業利益予想を従来計画の2310億円から2000億円に、17年12月期を2460億円から2070億円に下方修正した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE