最も早い中国の経済データ、4月の景気回復ペース加速を示唆

中国の民間経済指標として発表時期が最も早いデータの4月分が発表され、不動産主導の景気回復ペースが4月に加速したことが示唆された。

  4つの機関が発表した4月の指標は全て前月から上昇し、雇用のサブ指数では労働者に対する需要が拡大している様子が示された。ただ、全ての雲が晴れたわけではない。企業の見通しを測る指標によれば、企業の投資姿勢はなお慎重だ。

  3月の新規融資、工業生産、都市部固定資産投資、小売売上高は市場予想を全て上回った。また、1ー3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)は2009年以来の低い伸びとなったものの、市場予想と一致した。アナリストはすでに追加緩和の見通しを修正しており、4ー6月(第2四半期)に入っても回復が続いている兆候が示されたことで、金融政策の予測変更の流れが定着する可能性がある。

  ブルームバーグの15ー20日の調査によると、中国人民銀行(中央銀行)は1年物貸出基準金利を7ー9月(第3四半期)末まで過去最低の4.35%に据え置き、10ー12月(第4四半期)に4.1%に引き下げると見込まれている。

  華夏新供給経済学研究院が発表した製造業・非製造業購買担当者指数(PMI)は2カ月連続で改善された。4月の民新製造業PMIが46.9と、1年ぶりの高水準となる一方、非製造業PMIは44.2と、前月の40.1から上昇した。指数は中国民生銀行と同研究院が4000社余りの企業を対象に実施した調査に基づいている。製造業とサービス業の雇用状況を測るサブ指数は共に上昇した。

  マーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)の4月の企業景況感指数は50.5と、3月の49.9から上昇。上海・深圳証券取引所に上場する企業が調査対象。ただ、将来の景況見通しを測るサブ指数は45.3と、07年の集計開始以来で最低となった。

  ロンドンに拠点を置く調査会社ワールド・エコノミクスが発表した大手民間企業のセールスマネジャーの景況感を示す指数は51.3と、前月の51.2から小幅上昇した。

  米サンフランシスコを拠点とするスペースノウが発表した4月の中国サテライト製造業指数は48.2と、3月の48から小幅上昇。同社は商業衛星が撮影した数千の工業施設の画像を分析している。

原題:Earliest China Economic Data Show Recovery Gathers Pace in April(抜粋)

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