原油強気派の買い越し増加-米ガソリン需要が過去最高で

  • ヘッジファンドの買越残高、昨年5月以来の高水準:CFTC
  • 価格下落で米ガソリン需要が3月に急増:API

資産運用会社は主要産油国によるドーハでの増産凍結協議が不調に終わったことをあまり気にしていない。米国のガソリン需要が急増したことに注目したためだ。

  ドーハ協議が不調に終わった翌週に、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格は8.3%上昇。ガソリン需要がピークとなる夏季のドライブシーズンが近づく中、投資家は米国の原油生産減少と燃料需要の拡大に重点を置いている。米石油協会(API)の今月21日の発表によれば、米国のガソリン需要は3月に日量925万バレルと、同月として過去最高に増加した。

  インベスコ・アドバイザーズ(アトランタ)で27億ドル(約3000億円)相当の運用を手掛ける高利回り投資担当共同責任者、スコット・ロバーツ氏は「ガソリン需要が堅調であるため、夏季前に原油の売り持ちとなるのは理にかなわない」と指摘。「製油所の稼働率が再び上昇し原油需要も高まっている」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、投機家によるWTIの買越残高は19日終了週に昨年5月以来の高水準に増加。買いポジションが11カ月ぶりの高水準となる一方、売りポジションは減少した。

原題:Oil Bulls Plunge Into Market as U.S. Gasoline Demand Hits Record(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE