中国大手銀、通期減益の恐れ-不良債権引当率が最低基準近くまで低下

  • 中国当局が不良債権引当率の最低基準を近く引き下げるかが焦点
  • 1-3月は利益を維持できても通期では不可能とアナリストは分析

中国の大手銀行はこの10年余りで初めて通期で減益になるリスクにさらされている。中国工商銀行や中国銀行などの不良債権引当率が当局の定める最低基準近くまで下がっているためだ。

  大手行の決算発表が今週予定されているが、中国当局が救済のために不良債権引当率の最低基準を現行の150%から引き下げるかどうかが大きな問題だ。

  国泰君安証券の曹柱アナリスト(深圳在勤)は「一部の大手行は、150%の下限を下回るか、それとも減益にするかで恐らく迷っているだろう」と指摘。「1-3月(第1四半期)については、あれこれ経費を削ることで若干やりくりでき、横ばいの利益を確保し、最低限の不良債権引当率を維持できるだろうが、通期で両立できる大手行は存在しない」と分析した。

原題:China’s Biggest Banks Stand Exposed After Profit Buffers Eroded(抜粋)

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