安倍首相:補正予算編成を表明、今国会に提出へ-熊本地震復旧で

  • 予備費を創設、インフラ復旧やがれき処理などに十二分の備え-首相
  • 25日中に激甚災害指定閣議決定できるよう手続きを-安倍首相

安倍晋三首相は24日午前の非常災害対策本部会議で、熊本地震の復旧経費に充てるための2016年度補正予算案を編成し、今国会での成立を期す方針を表明した。激甚災害の指定についても25日中に閣議決定に向け手続きを進めるよう指示した。

  首相は会議で、「被災者の皆さんの不安な気持ちに寄り添いながら、今後も先手、先手で一層機動的に対応していかなければならない」と強調し、「補正予算を編成する」と語った。

  補正には、住宅の確保や生活再建支援金の支給など被災者支援に必要な経費を計上することを明らかにした。その上で、熊本地震復旧等予備費も創設し、「被災者の事業再建、道路、施設等のインフラ復旧やがれき処理などを迅速に進めていくための十二分の備えを整えたい」と語った。  

  そのため、麻生太郎財務相に今国会での成立を期すべく、速やかに補正予算案を国会提出するため、関係大臣と調整を開始するよう指示したことも明らかにした。麻生財務相は記者団に対し、補正予算について現時点で「規模は正式には決めていない」と語った。

  非常災害対策本部会議に先立ち、安倍首相は自民党の谷垣禎一幹事長に対し、補正予算案を迅速に国会で成立させるよう指示。谷垣氏は官邸で記者団に対し、補正予算案の閣議決定はゴールデンウイークが明けてからになるとの見通しを示し、「サミット前にはやらないといけない」とも述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE