米国株(22日):ナスダック100が下落、マイクロソフト決算に失望

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  • ナスダック100指数は2週間ぶりの大幅安
  • 原油高に伴いエネルギー株は上昇、銀行株も持ち直し

22日の米国株式市場ではナスダック100指数が約2週間ぶりの大幅安となった。決算が期待外れとなったマイクロソフトやグーグル親会社のアルファベットが大きく売り込まれた。

  テクノロジー銘柄の比重が高いナスダックは下落した一方、原油高を背景にエネルギー株が上昇し、S&P500種株価指数は下げを埋めた。マイクロソフトやアルファベットの急落に押され、S&P500種のテクノロジー株指数は2月5日以来の大幅下落となった。一方、銀行株は3カ月ぶり高値に持ち直した。ノーフォーク・サザンは昨年11月以来の大幅高。同社は決算が予想を上回ったほか、コスト削減目標を引き上げた。

  ナスダック100指数は前日比1.5%安の4474.19で終了。一時は2.2%下げていた。マイクロソフトはほぼ15カ月ぶりの大幅安。S&P500種株価指数はほぼ変わらずの2091.58。一時は0.5%下げていた。週間では0.5%上昇。ダウ工業株30種平均は前日比21.23ドル(0.1%)高の18003.75ドルで終えた。エネルギー株の上昇に支えられ、ラッセル2000指数は1%上昇。

  ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルッシニ氏は「前日に決算を発表した大手テクノロジー銘柄が主要株価指数のリターンにマイナスの影響を及ぼしている」と指摘。「米株式市場のバリュエーションは十分高いため、将来的な上昇に関して市場参加者の要求は高まっている。経済面のニュースはパッとしないとまでは言わないものの安定している。決算はせいぜい強弱まちまちというところだ」と述べた。

  企業決算シーズンが本格化するのに伴い、株式相場はこの3営業日で勢いを失った。一連の決算は、S&P500種を2月につけた22カ月ぶり安値から14%余り押し上げてきた上昇局面をさらに伸ばす推進力になっていない。

  この日はコカ・コーラとトラベラーズが反発し、ダウ平均とS&P500種の持ち直しに寄与した。両銘柄はともに今週の決算発表後に売られていた。ウェルズ・ファーゴとバンク・オブ・アメリカの上昇にけん引され、銀行株指数は過去5営業日で4日目の値上がりとなった。

  市場は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)にも注目している。27日に政策金利の決定が発表される予定。来週の利上げ確率の織り込みはゼロで、確率が少なくとも50%となるのは11月以降となっている。

  日本銀行は金融機関が資金を預ける当座預金の一部にマイナス金利を適用しているが、金融機関に対する貸し出しに対しても、マイナス金利の適用を検討する案が浮上している。複数の関係者が明らかにした。欧州中央銀行(ECB)は前日、政策金利を過去最低水準で据え置き、債券購入プログラムの規模も現行水準に維持した。

  この日はS&P500種の業種別10指数中、8指数が上昇。情報技術は1.9%下げたほか、一般消費財・サービスも下落。エネルギー株の指数は1.3%値上がりした。

  フェイスブックも2.5%安と、テクノロジー株の下げを増幅した。一時は3.9%下げる場面もあった。ビザは2.1%下落。ビザ・ヨーロッパ買収計画について買収条件の修正で合意した。同社の決算はアナリスト予想を上回った。

原題:Nasdaq 100 Tumbles as Microsoft, Alphabet Earnings Disappoint (抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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