米国債(22日):週間ベースで昨年11月以来の大幅安-原油回復で

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22日の米国債は下落、週間ベースでは昨年11月以降で最大の下げとなった。原油価格が回復し、インフレ加速見通しや年内の利上げ観測が強まった。

  30年債利回りは上昇。この日の原油相場は4日続伸した。債券市場が示すインフレ見通しは週間ベースで約2カ月ぶりの大幅上昇となった。来週26-27日には連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。

  ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのグローバル債券最高投資責任者(CIO)ジョナサン・ビナー氏は「米国のインフレは実際のところ上昇しており、年内は無理かもしれないが来年にかけて金融当局の目標に近づくと考えている」と述べた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、30年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い2.70%。同年債(表面利率2.5%、2046年2月償還)の価格は14/32下げて 95 25/32。 

  10年債利回りは3bp上げて1.89%。週間ベースでは14bp上昇と、昨年11月6日終了週以来で最も上げた。

  商品先物取引委員会(CFTC)によれば、ヘッジファンドマネジャーなど大口投機家は米国債が上昇するとの見方を後退させた。

  10年債と同年限インフレ連動債(TIPS)の利回り格差(ブレークイーブンレート)は1.65ポイント。週間ベースで9bp上昇と、3月4日終了週以来で最大の上げ幅だった。

  3月の米消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比で2.2%上昇した。一方、米金融当局がインフレ目標の基準としている個人消費支出(PCE)価格指数は2月に前年比で1%上昇に鈍化している。

  先物トレーダーは来週のFOMC会合で利上げされる確率はゼロとみているが、今年12月までに利上げする確率は63%を織り込んでいる。1週間前は50%だった。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、インフレ連動債を手掛ける米上場投資信託(ETF)への資金流入額は21日時点で28億ドル。2015年は通年で26億ドルだった。

原題:Treasuries Set for Worst Week in 5 Months as Oil Extends Rally(抜粋)

(見出しを書き換え、相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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