ドラギ総裁が逆襲、ドイツの決まり文句にうんざり-批判すれば逆効果

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁にとっての執拗(しつよう)な敵は2つ。一つは低インフレ。もう一つはドイツで受ける評価の低さだ。総裁はとうとう逆襲に転じた。

  ECBは3月に打ち出した一連の刺激措置が機能しているとみており、ユーロ圏での与信の回復と世界からの衝撃に対して持ちこたえている生産がこの論調を支える。

  ドラギ総裁は就任から4年以上が過ぎたが、ドイツでの一般的なイメージは依然として「浪費家のイタリア人」だ。総裁の低金利のせいで老後の資金が目減りするという筋書きはもう、独政界の定番になっている。総裁は21日の政策決定後の記者会見で、批判すればするほど政策の威力がそがれ、さらなる措置が必要になると警告した。

  「ECBは独立性を持った中銀だ。従って、われわれが適切だと考える政策を取り続ける」と言明し、「中銀の信頼性に疑問符が付くという見方が広がると常に、政策の目標達成が遅れる結果に終わる。従って、その政策を一段と推し進める必要性が生じる」と声を強めた。

  低金利が貯蓄者を苦しめているという議論については「実のところ、現在の実質金利は20-30年前に比べて低い」と指摘。「実質金利を貯蓄者に説明するのは難しいかもしれないが」と付け加えた。

原題:Draghi Defies German Disfavor With Claim ECB Stimulus Works (1)(抜粋)

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