きょうの国内市況(4月22日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧下さい。過去の国内市況の記事はこちらです。

●日本株は4連騰、日銀追加策思惑で午後切り返す-金融、不動産が急伸

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は4連騰。来週に日本銀行が開く金融政策決定会合に対する期待が根強い中、政策内容をめぐる思惑が広がり、午後の取引で急速に切り返した。銀行や証券など金融株が大幅高、不動産株も買われた。ドル・円相場が1ドル=110円台とおよそ2週間ぶりの円安水準に振れたこともあり、輸送用機器や海運株など円安メリット業種も高い。

  TOPIXの終値は前日比13.82ポイント(1%)高の1407.50、日経平均株価は208円87銭(1.2%)高の1万7572円49銭。

  あすかアセットマネジメントの光定洋介チーフファンドマネジャーは、「市場は日銀の追加緩和に期待している。特に外国人投資家らは注目している。世界的な需要不足の中、金融政策が下支えしているのが今の状況」と話した。

  東証1部33業種は銀行、証券・商品先物取引、海運、不動産、鉄鋼、保険、鉱業、その他金融、倉庫・運輸、輸送用機器などが27業種が上昇。電気・ガス、その他製品、小売、食料品、空運、水産・農林の6業種は下落。東証1部の売買高は30億1111万株、売買代金は2兆7889億円。売買高は2月16日以来、ほぼ2カ月ぶりの30億株乗せ。上昇銘柄数は1175、下落は637。

  売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3メガバンクが急伸。ソフトバンクグループやファーストリテイリング、村田製作所、三井不動産、野村ホールディングス、住友不動産も高い。上期営業増益のサイバーエージェントも買われた。半面、燃費試験データの改ざん問題が引き続き嫌気された三菱自動車は連日安、16年3月期の営業利益が従来想定から9.4%下振れたもようのソニーも安い。JTやセブン&アイ・ホールディングス、任天堂も売られた。

●債券上昇、日銀マイナス金利めぐる報道受け-2年や5年ラリーとの声

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。新発2年債利回りは過去最低水準を更新した。日本銀行が金融機関への貸し出しにマイナス金利の適用を検討する案が浮上しているとの報道を受けて、中期ゾーンが買い進まれ、相場全体を押し上げた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比14銭安の151円80銭で開始し、約1週間ぶり安値の151円64銭まで下落した。午後に入ると水準を切り上げ、一時は152円14銭まで上昇し、結局は16銭高の152円10銭で引けた。

  現物債市場で新発2年物の363回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.265%と、過去最低を更新して開始。一時マイナス0.29%まで下げた。新発5年物の127回債利回りはマイナス0.265%まで低下して過去最低に並ぶ場面があった。長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、2.5bp高いマイナス0.10%で開始し、いったんマイナス0.095%と15日以来の高水準を付けた。午後はマイナス0.125%まで戻した。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「日銀決定会合を前に金融機関への貸し出し金利を検討しているなどという報道が出たことで、さらなるマイナス金利を織り込む展開になっていくだろう。報道を受けてすでに2年債や5年債がラリーしているが、この流れが来週も継続するとみている」と述べた。

  新発20年物の156回債利回りは3bp高い0.285%で開始。0.255%を付けた後、0.30%に上昇した。新発30年物の50回債利回りは2.5bp高い0.295%で開始後、いったん0.27%に戻した後、0.335%まで上昇した。新発40年物の8回債利回りは0.28%と過去最低を更新して始まり、0.27%まで下げている。

  日銀が実施した今月9回目の長期国債買い入れオペ(総額1.19兆円)の結果によると、残存期間1年超3年以下、25年超の応札倍率が前回から上昇した。一方、3年超5年以下、10年超25年以下が低下した。

●円が急反落、マイナス金利の貸し出し適用検討報道で-対ドル110円台

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場では円が急反落。日本銀行が金融機関への貸し出しへのマイナス金利の適用を検討しているとの報道を受け、円は対ドルで約2週間ぶりに1ドル=110円台ヘ下落した。

  ドル・円相場は1ドル=109円台前半から一時110円64銭と6日以来の水準まで円売りが進行。午後3時42分現在は110円55銭前後となっている。

  複数の関係者によると、今後、日銀が日銀当座預金の一部に適用している0.1%のマイナス金利(政策金利)を拡大する際は、市場金利のさらなる引き下げを狙って、貸出支援基金による貸出金利をマイナスにすることを検討する可能性がある。日銀は27、28日に金融政策決定会合を開く。

  みずほ証券投資情報部の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「ドル・円が109円台まで戻ってきた中で今回追加緩和は見送りかという見方が強まっていたところに、もう一段踏み込んだ追加緩和をやるかもしれないということで反応しているのだろう」と説明。来週の日銀会合が「一段と面白くなった」と話した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE