あなたのボーナス、支払いは数年先になるのか-知るにはこのテストを

  • 米当局の規則案は「重大なリスクを取る従業員」が標的
  • 繰り延べ支払いやクローバックの対象に

自分は重大なリスクを取っているだろうか?

  ウォール街では今、皆がこう自問している。米当局が21日、大手金融機関で重要ポストにある従業員のボーナス支払いを繰り延べる規則案を発表したからだ。規則案は上級幹部に加え、「重大なリスクを取る従業員」へのボーナス支払いに制限を課している。

  規則案が予想外に厳しいものだったため、法律家とバンカー、報酬コンサルタントは対象になる人数や、新規則が現在の慣行を変える度合いを把握しようと奔走したが、その多くは頭を抱えた。

  コンペンセーション・アドバイザリー・パートナーズのシニアパートナー、ロス・マリー・オレンス氏は「頭痛がしてきた。ウォール街で働く人たちは計算機が必要だろう」と話した。

  それに加えて恐らく、上司からもっと多くの情報を得ることも必要になるだろう。

  新規則によれば、最大規模の金融機関の最重要幹部のボーナスの大半部分の支払いは少なくとも4年繰り延べられ、不適切なリスクを取ったことが発覚すれば、会社側は7年前までさかのぼって、既に権利を付与したボーナスも含め返還させることができる。

  米証券取引委員会(SEC)の21日の発表によれば、対象は主要な銀行と131社前後の証券会社。

  こうした企業に勤めているなら、下のテストを受けてみよう。

  ボーナスが総報酬の3分の1以上であるか。答えのノーなら対象外。
  勤め先の資本の0.5%以上の金額を動かす裁量権があるか。答えがノーでも完全な安全圏ではない。
  勤め先の中で報酬トップ5%に入っているか。ウォール街は報酬に関して秘密主義なので、これについては上司に話を聞く必要があるだろう。

  これらの「リスクを取る従業員」の定義に当てはまらなくても、完全には安心できない。当局には、規則の網の目をくぐり抜けたと考えられる従業員を「リスクを取る従業員」と指定する権限がある。

  さらに、当局によって「リスクを取る従業員」ではないと認められても、新規則が自分に関係ないと考えるのはまだ早い。企業が報酬慣行について規則以上に包括的に見直す可能性は高いからだ。そうしなければ、従業員にとって「重大なリスクを取る」ことの利点がなくなってしまう。

原題:Will the U.S. Delay Your Bonus Several Years? Here’s How to Tell(抜粋)

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