大型石油プロジェクト:10年前に計画、現在活発に生産-価格下落の中

  • オイルサンドと沖合油田の増産が陸上の落ち込み補う
  • 原油価格下落で米国とカナダの陸上リグ稼働数が減少

北米でリスクとコストが最も高い地域の一部では、依然として原油生産が活発だ。一方、過去数十年で最大の原油価格下落に伴い米国のシェールオイル生産は縮小している。

  米エネルギー情報局(EIA)によると、米国の陸上原油生産は昨年から2017年末にかけて22%落ち込む見通し。ただ、カナダのオイルサンドと米メキシコ湾で数年前に計画された開発プロジェクトからの新規供給によって、北米の生産量全体の落ち込みは限定的となる見通しだ。

  EIAが今月発表した予想によると、エクソンモービルは過去10年間に米メキシコ湾で発見した複数の油田のプラットホームで生産を開始予定で、それが沖合原油生産を15年と比較して18%押し上げ、17年に過去最高に達する見込み。カナダ石油生産者協会のデータによれば、オイルサンドではカナディアン・ナチュラル・リソーシズなどの開発会社もプロジェクトを増強しており、同期間に生産は16%増える見通しだ。

  エクソンの今週の発表によれば、同社はジュリア深海プロジェクトでの生産を開始した。同油田の生産量は日量最大3万4000バレルの見込み。

  ベーカー・ヒューズのデータによると、米国の陸上リグ稼働数は14年11月と比較して78%減少。米国の原油生産の歴史的な増加を加速させる一因となった水平掘削リグの減少は76%だった。

原題:Oil Megaprojects Dreamed Up a Decade Ago Thrive Amid Price Slump(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE