FBI長官の年収7年分超の対価、容疑者のiPhoneロック解除で

  • テロ容疑者のiPhoneロック解除のコストは「価値があった」
  • FBI長官の昨年の報酬は約2000万円

米連邦捜査局(FBI)がテロ容疑者の「iPhone(アイフォーン)」のデータにアクセスするコストは安くなかった。

  コミーFBI長官はカリフォルニア州サンバーナディーノで起きた銃乱射事件の容疑者が使ったアイフォーンに侵入するツールの入手で米当局が支払ったコストについて、長官任期の残りに支払われる額を上回ると述べた。

  同長官は21日にロンドンで開かれたアスペン安全保障フォーラムで、FBIが支払った対価に関して「私が任期の残り7年4カ月で得る額よりも多い」と述べ、「私見ではその価値はあった」と語った。

  連邦政府のデータによると、コミー長官の今年の報酬は18万5100ドル(約2000万円)のため、ロック解除ツールの代価は130万ドルを超えたもようだ。FBI長官の任期は10年。
  
  当局が同ツールを購入したことで、高度な暗号化ソフトウエアを搭載したスマートフォンへのアクセスをめぐる当局とアップルとの係争はカリフォルニア州の事件1件については決着した。ただFBIとアップルはニューヨークのブルックリンの裁判所で、別件の麻薬密売人のアイフォーンをめぐり係争を続けている。

原題:FBI’s Apple Hack Cost More Than 7 Years of Director’s Salary(抜粋)

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