米マイクロソフト:1-3月利益は予想下回る-税率の調整が響く

更新日時
  • 税率の遡及修正がなければ市場予想を上回っていたとフッドCFO
  • PC市場の低迷もマイナス、株価は時間外取引で下落

マイクロソフトの1-3月(第3四半期)決算では、利益がアナリスト予想を下回った。税率の調整とパソコン(PC)市場の低迷が響いた。

  21日の発表資料によれば、一部項目を除いた1株利益は62セント、繰り延べ調整後の売上高は221億ドル(約2兆4200億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均は1株利益が64セント、売上高が221億ドルだった。アナリスト予想には税率調整は含まれていない。

  エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)はインタビューで、1-3月期利益は税率の「遡及(そきゅう)修正」がなければアナリスト予想を上回っていただろうと述べた。マイクロソフトはPC市場縮小の流れに対処しつつ、「Azure(アジュール)」や「Office 365」などのクラウドサービスに注力しており、これらサービスは急速に伸び年間売上高のランレート(過去の傾向を基にした予測)は100億ドルに達した。

  シノバス・セキュリティーズのシニア・ポートフォリオマネジャ ー、ダン・モーガン氏は「税の調整がなければ、マイクロソフトの1株利益は予想を2セント上回り、株価は3%上げていただろう」と述べ、「各セグメントの売上高を見れば1-3月期はかなり良い数字にようだ。同社は、自ら指摘するところのすべきことをしているようだ」と指摘した。

  決算発表後の時間外取引で、マイクロソフト株は一時5.2%下げた。通常取引終値は前日からほぼ横ばいの55.78ドル。同社の株価は四半期ベースで1-3月期ほぼ変わらずだった。

  1-3月期の純利益は37億6000万ドル(1株当たり47セント)に減少した。フッドCFOは、同期の法人税費用にはクラウド事業に関連して見込まれる通期税率上昇に関する調整が含まれるとし、クラウド関連事業の拡大に伴い、同社は従来のソフトウエア販売よりも高い税率が課されると説明。通期税率は1-3月期の調整後税率である24%よりは、通常の20-21%に近い数字になりそうだと述べた。

原題:Microsoft Profit Misses Estimates Due to Higher Tax Rate (1)(抜粋)

(CFOのコメントなどを追加して更新します.)
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