モルガンS:トレーディングチーム統合-富裕層への債券セールス強化

  • 社債と国債のトレーディングデスクを統合
  • ウェルスマネジメント共同責任者は富裕層の選択肢が増えると指摘

ウォール街の大手金融機関で富裕層資産運用の比重が最も高いモルガン・スタンレーは、富裕層への債券売り込み強化で証券・投資銀行部門の複数のトレーディングチームを統合している。

  同社は社債および国債のトレーディングデスクを統合。幅広い証券とこれまでは機関投資家に提供されてきた調査リポートに、富裕層の顧客がアクセスできるようにする。ウェルスマネジメント共同責任者を務めるアンディ・サパースタイン氏が説明した。今回の取り組みは2014年に地方債のチームを統合した戦略の延長線上にあるという。

  同氏は電話インタビューで、「統合することで業界平均に大きく差を付け、シェアが拡大するというコンセプトが証明された」と発言。「在庫を広げられるほか、市場での規模を拡大できる。また、別々ではないことで帳簿上のリスク管理も一段と効果的だ」と続けた。

  ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)の下、モルガン・スタンレーではウェルスマネジメント事業が規模を拡大し社内での重要度を高めた。昨年の同社収入352億ドル(約3兆8550億円)のうち、ウェルスマネジメントは43%を占めている。一方で債券事業の利益率は規制強化とトレーディング低迷で低下傾向にある。

原題:Morgan Stanley Fuses Desks to Boost Bond Sales to Rich Clients(抜粋)

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