欧州株:3カ月ぶり高値から反落-ドラギ総裁の「辛抱」発言に懐疑的

21日の欧州株式相場は4日ぶりに下落。指標のストックス欧州600指数は前日に3カ月ぶり高値を付けていた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はこの日、刺激策の効果が表れるのを辛抱強く待つように呼び掛けたものの、トレーダーが懐疑的であることが示された。

   ストックス600指数は前日比0.3%安の349.59で終了。一時は1.1%安まで下げた。ECBは定例政策委員会で市場の予想通り、政策金利据え置きを決定した。ドラギ総裁はその後の記者会見で、見通しが悪化すれば、刺激策を強化する準備があると言明。インフレ率については当面は低いままだが、今年後半には上向くとの見方を示した。銀行株の指数は4日続伸し、1カ月ぶり高水準に達した。

  MPPM(独エップシュタイン)のギレルモ・ヘルナンデス・サンペレ氏は「かなり頻繁に使われる『辛抱』という言葉を市場は受け入れてない」とし、「これまでの措置が望まれた効果につながっていないため、市場に驚く余地はほとんど残っていない。刺激策をサポートできるのは、国内総生産(GDP)の改善だけだろう」と語った。

  企業決算もこの日の相場に影響した。スウェーデンの通信機器メーカー、エリクソンは15%急落。1-3月売上高がアナリスト予想に届かなかった。フランスの酒造会社ペルノ・リカールは4.9%値下がり。中国で売り上げが落ち込んだ。設計ソフトの仏ダッソー・システムズは4.2%安。売上高が予想を下回った。

原題:Europe Stocks Decline From Three-Month High After Draghi Remarks(抜粋)

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