「つぶやき」に耳傾けよう、FOMC発表日の株取引リターンが向上

ソーシャルメディアのつぶやきは耳障りなものもあるが、中には株式市場へのシグナル同然のレベルに達しているものがある。

  マサチューセッツ工科大学(MIT)のアンドルー・ロー氏が監修した研究報告書が示した。これによると、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる前にツイッターに投稿された見方に基づく取引戦略は、利益を生むことが多かった。ツイッター上のセンチメントの1標準偏差上昇を利用すると、FOMC決定発表日の株式投資のリターンを0.62%押し上げることができるという。

  クオンツ投資家は何年も、ソーシャルメディアから兆候を読み取ることを模索してきた。ソーシャルメディアでは技術評価から有名人の離婚まで、あらゆる話題について約18億人がリアルタイムで意見を表明する。MITは7年の間に投稿された390万のつぶやきを分析。つぶやきが市場のボラティリティに与える役割や、プロ以外の不特定多数による企業利益見通しの正確性などを対象とする従来からの研究に加わる分析となった。

  約10年前に始まったソーシャルメディアだが、その役割は株式市場の中で大きくなってきた。ブルームバーグ・ニュースの親会社であるブルームバーグ・エル・ピーを含む数十社に、相場や経済についてツイッター上で表明されるセンチメントを分析する製品がある。ALPSアドバイザーズは最近、スプロット・バズ・ソーシャルメディア・インサイツETFの設定を発表。このETFは、ツイッターとフェイスブック上で投資家が強気の見方を示す銘柄に連動する。

  MITの研究者たちはFOMC前のつぶやきを24時間モニターし、決定について人々が感じるセンチメントを判定する基準を開発。これで分かったことをモデルポートフォリオで決定発表日の株式エクスポージャーに反映させた。このシステムは、「同程度のレバレッジをかけたベンチマーク市場ポートフォリオを複数の面でアウトパフォーム」したという。

原題:Andrew Lo Study Says Twitter Can Help You Trade Fed Meetings(抜粋)

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