ECB、記録的な景気刺激措置を維持-3月発表パッケージ効果見極め

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欧州中央銀行(ECB)は21日、3つの政策金利全ての据え置きを発表した。資産購入規模も3月に発表した水準で維持する。同月に打ち出した政策パッケージの効果を見極める考えだ。

  ECBは主要政策金利であるリファイナンスオペの最低応札金利を0.00%で据え置き、下限政策金利である中銀預金金利はマイナス0.4%、上限政策金利の限界貸出金利は0.25%で維持した。資産購入も月額800億ユーロ(約9兆9300億円)で変わらずとした。

  ECBは世界的な景気減速と欧州の政治的不透明の中でインフレ回復に取り組んでいる。3月には利下げと資産購入拡大、新たな長期リファイナンスオペ(LTRO)の政策パッケージを発表したが、ドラギ総裁は必要に応じさらなる措置を講じると言明していた。

  ノムラ・インターナショナル(ロンドン)の欧州経済調査責任者ニック・マシューズ氏はECBの政策発表前に「ECBは下振れリスクに強力な対応を取ったが、措置の導入とその効果の査定には時間がかかるということを伝えなければならない」と述べた。「ECBが引き続き、責務を果たすために必要ないかなる措置も取る」と伝え、市場を安心させることも必要だと付け加えた。

原題:ECB Keeps Up Unprecedented Stimulus as Draghi Gauges Impact (1)(抜粋)

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