アジア・太平洋株式サマリー:中国株下落-香港上げる、インドもみ合い

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  上海株と香港上場の中国本土株とのバリュエーション(株価評価)格差が21日、昨年10月以来の小ささとなった。海外投資家が中国銘柄に対し一段と強気に転じている。

  ハンセン中国AHプレミアム指数は前日比1.6%低下し129.27と、昨年10月27日以来の低水準。香港上場の本土株で構成されるハンセン中国企業株(H株)指数が同1.3%高となる一方、上海総合指数は同0.7%下げた。

  H株は今年の安値から23%反発し、先月には強気相場入り。中国の経済と通貨が安定しつつあるとの兆しが広がった。京華山一香港の調査責任者、彭偉新氏は「投資家がますます香港上場株が魅力的だと見なしつつある。香港株のリスクリターン率は妥当で、バリュエーションギャップはさらに小さくなる公算が大きい」と述べた。

  21日の香港市場では、中海油田服務(2883 HK)やペトロチャイナ(中国石油、857 HK)、中国石油化工(SINOPEC、386 HK)が上昇。原油相場の持ち直しを好感した。ハンセン指数は前日比1.8%高の21622.25。

  本土市場ではテクノロジー銘柄と工業株が重しとなり、上海総合指数が下落。CSI300指数は同0.6%下げた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  21日のインド株式相場はもみ合い。銀行株が買われた一方、ソフトウエア輸出銘柄と不動産株が値下がりした。

  インドステイト銀行とICICI銀行の上げが目立った。インド準備銀行(中央銀行)が貸し倒れのリスクがあるとして銀行に引き当てを求める融資先の企業リストを昨年12月時点の150社から20社減らしたと、同国紙エコノミック・タイムズが報じたことが手掛かりとなった。ソフトウエア輸出でインド3位のウィプロは3年ぶり大幅安。1-3月純利益が予想に届かなかった。同業のタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)とインフォシスも売られた。

  指標のS&P・BSEセンセックスは前日比0.1%高の25880.38で終了。方向感のない取引に終始した。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比1.1%高の5272.71。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.8%高の2022.10。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.6%高の8568.65。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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