ソニー:前期営業利益予想を下方修正-カメラモジュールで減損

  • 営業利益は2900億円見込む-従来3200億円
  • スマホ向けカメラモジュールの将来需要の減少を見込む

ソニーは21日、前期(2016年3月期)の営業利益が従来予想を下回ったもようだと発表した。カメラモジュール関連で減損を計上したことなどが利益圧迫要因となった。

  発表によると、前期の営業利益は2900億円となったとみられ、1月時点の予想(3200億円)から引き下げた。主にスマートフォンなどに使われるカメラモジュール事業で将来の需要見込みの減少を踏まえて減損損失596億円を営業損失として計上した。売上高見通しは8兆1000億円(従来予想7兆9000億円)、純利益見通しは1450億円(同1400億円)にそれぞれ引き上げた。

  1-3月期の平均為替レートが対ドルで115.4円と、予想していた120円前後から円高に振れた結果、為替差損が1月時点から上回った。また、金利の大幅な低下を受けて金融事業の利益が悪化した。熊本地震については前期への影響はなく、今期への影響を精査中という。

  水戸証券の若林恵太アナリストは、スマホ市場が成熟してきていることに加え、「iPhone(アイフォーン)の売れ行きが鈍い影響を受けている」と分析した。今後も中国でのスマホの売れ行きなど「市場の動向で需要は揺れてくる」という。

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