ノバルティス:1-3月期は減益-主力商品の特許失効響く

  • 1株利益は1.17ドルに減少、アナリスト予想は1.15ドル
  • 16年通期の売上高と利益の見通しを据え置き

スイスの医薬品メーカー、ノバルティスの1-3月(第1四半期)決算は、減益となった。米国で主力商品である抗がん剤「グリベック」の特許が失効し、ジェネリック(後発医薬品)との競争に見舞われている。

  ノバルティスの21日の発表資料によると、一部項目を除いた1株利益は1.17ドルと、前年同期から12%減少。ブルームバーグの集計データによれば、アナリストの予想では1.15ドルが見込まれていた。売上高は前年同期比3%減の116億ドル(約1兆2700億円)と、アナリストの予想平均(118億ドル)に届かなかった。

  2月に米国での特許が失効したグリベックの売上高は22%減少。アイケア部門アルコンの1-3月期の売上高は7%減の14億ドル、利益は36%減の2億4300万ドルだった。こうした売り上げ減少を補うため、ノバルティスは心不全治療薬「エントレスト」や皮膚治療薬「コセンティクス」といった新薬による増収を目指している。

  同社は2016年通期の売上高とコア営業利益が為替変動の影響を除いたベースでほぼ前年並みとの見通しを堅持している。

原題:Novartis Profit Falls as Blockbuster Cancer Drug Sales Recede(抜粋)

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