最初のつぶやきが波紋-ツイッター中国トップ、経歴にも警戒広がる

  • CCTVや新華社と共に働くことが楽しみだと発言
  • ツイッターを禁じる中国当局の姿勢緩和にはつながらないとの見方

ツイッターは同社初の中華圏担当マネジングディレクターにキャシー・チェン氏を起用すると先週発表した。だがチェン氏の経歴と最初のつぶやきが中華圏ユーザーの間で波紋を呼び、前途多難なスタートとなった。

  チェン氏は中国人民解放軍で勤務した経験を持つソフトウエアのエンジニア。民間に転じた後はサイバーセキュリティー会社やマイクロソフト、シスコシステムズなどを渡り歩いた。先月ツイッターのアカウントを開設した同氏は最初のツイートで、中国中央テレビ局(CCTV)のニュースチャンネルや国営新華社通信と一緒に仕事するのを楽しみにしているとつぶやいた。

  ユーザーの反応は速かった。「中国共産党の宣伝工作の場ではない。出て行け」。「本土の中国人が容易にアクセスできない党の代弁機関と取引するのはやめろ」。中国本土ではツイッターが禁止されているが、規制を回避する手段を見つけてオンライン上の議論に参加している人たちがいる。

  香港浸会(バプティスト)大学でジャーナリズムとコミュニケーション論を教える張少威氏は「中国政府に対してチェン氏がより共感を持っているように見えるかもしれない」と指摘。その上で、ツイッターを禁止する中国当局のスタンスがこれで緩和されることは恐らくなく、「中国市場進出につながる方法とは思われない」と述べた。

  ツイッターはチェン氏が人民解放軍に在籍していたことについて、「1980年代後半には中国政府が大卒者の就職先を指示することがしばしばあった。90年代前半の改革に伴い中国経済が一段と開放されると、チェン氏は94年、民間部門に転じることでテクノロジー分野のキャリアに対する自身の情熱を追求することを選んだ」と電子メールで説明した。
  
原題:China’s Twitterati Rattled by Jack Dorsey’s Pick for New Chief(抜粋)

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