モービルアイ、レフト氏主導の空売りしのぐ-株価は上昇基調

  • 売り持ちが過去最高の水準でも、株価は2月の安値を64%上回る
  • 競合他社に追いつかれるのは時間の問題とシトロンは主張

自動運転車向けソフトウエアを手掛けるモービルアイの時価総額は、空売り投資家アンドルー・レフト氏の指摘などを受けて半年間で50億ドル(約5500億円)吹き飛んだ。ただ最近は同氏の発言が以前ほどの影響力を持たないようだ。

  モービルアイの売り持ち(ショート)は19日に過去最高の水準となったが、株価は2月の安値を64%上回っている。レフト氏はモービルアイが競合他社に追いつかれるのは時間の問題だと主張。同氏のシトロン・リサーチのウェブサイトに先週掲載した別のリポートでも、モービルアイに否定的なコメントをした。それなのに、何が変わったのか。

  エルサレムに拠点を置くモービルアイは自社技術の実態をより詳細に説明するとともに、自動運転車の開発を後押しするような提携を強調することで懸念の払しょくに努めている。同社は歩行者の存在や思わぬ車線逸脱について運転者に注意を喚起する半導体やソフトを手掛ける。

GM、VW、日産

  決算発表に伴う2月24日の電話会議では、自動車メーカー25社と協力していることを明らかにした。また地図作製技術の開発に関するゼネラル・モーターズ(GM)やフォルクスワーゲン(VW)、日産自動車との提携もこれまでに発表している。

  シトロン・リサーチはモービルアイは高度な運転者支援システム向け半導体を最初に市場に投入しただけで、競争によって技術はすぐに商品化されると指摘。また株価の割高感にも言及している。

原題:Mobileye Bears Lose Bite as Carmakers Recruit for Driverless War(抜粋)

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