米国:新20ドル札に奴隷解放の女性運動家タブマン-紙幣デザイン変更

  • 第7代大統領アンドルー・ジャクソンは20ドル札の裏側に
  • 10ドル札の裏側には女性参政権運動の指導者らが描かれる

米国の20ドル札の表側に奴隷解放運動家ハリエット・タブマンが登場し、近代以降の米国紙幣で描かれる初めての女性となる。現行20ドル札の表側のデザインとなっている第7代大統領アンドルー・ジャクソンは、20ドル札の裏面に移り、ホワイトハウスと共に描かれる。10ドル札には合衆国建国に貢献した初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンが残る。ルー米財務長官が20日発表した。

  ルー長官は米国の紙幣の肖像画に使われている人物の性別の不均衡是正に取り組んできた。10カ月に及ぶ論争を経て、タブマンはマイノリティーとしても初めて近代以降の米国紙幣に登場する。黒人奴隷だったタブマンは南北戦争前の奴隷解放運動で活躍。秘密組織「地下鉄道」指導者の1人として、黒人奴隷の北部への逃亡を支援した。

  財務省によると、10ドル札の裏側には女性参政権運動の指導者らが描かれる。5ドル札の裏面は、リンカーン記念堂にちなんだ歴史的な出来事にスポットを当て、黒人歌手のマリアン・アンダーソン、エレノア・ルーズベルト大統領夫人、公民権運動指導者のキング牧師の肖像画を新たに用いる。新紙幣の最終的なデザインは2020年に公表されるという。

原題:Treasury Picks Tubman for $20 Bill, Hamilton to Stay on $10 (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE