米ディッシュCEO:バイアコムと合意あり得る-配信料めぐる交渉で

  • バイアコムの株価上昇、交渉に関する楽観的コメントを好感
  • 合意に達しなければ「MTV」など視聴できなくなる可能性

米衛星テレビ会社ディッシュ・ネットワークのチャーリー・アーゲン最高経営責任者(CEO)は20日、配信料をめぐる米メディア会社バイアコムとの交渉がより前向きな雰囲気になってきていることを明らかにした。ディッシュがバイアコム傘下の「MTV」や「ニコロデオン」といったチャンネルの放送を続けるとの観測が強まっている。

  アーゲンCEOは電話会議で、20日深夜までに合意が成立しなければ、ディッシュはバイアコムのチャンネルの放送を中止すると発言。「週末から今週にかけてバイアコムとディッシュ双方で議論はより生産的になっており、放送継続に向けた道は実現可能だ」としたものの、交渉は「まだ終わっておらず、細部に落とし穴が潜んでいることは明らかだ」と述べた。

  20日の米株式市場で、バイアコムの株価は一時、5.1%上昇。終値は前日比4.9%高の37.38ドルだった。ディッシュ株は0.2%高の47.42ドルで取引を終えた。

  バイアコムはケーブルテレビ(CATV)の視聴率低下とパラマウント映画部門の興行成績低迷に苦しんでおり、ディッシュとの交渉が決裂すれば既に厳しい状況にあるバイアコムにとってさらなる打撃となる可能性がある。契約打ち切りとなれば、バイアコムは広告や有料テレビ事業者から支払われる配信料による収入の約13%を失う可能性があると、サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、トッド・ユンガー氏が20日のリポートで分析。そうなればバイアコム株は28ドル程度まで下落する可能性があると予想した。

  バイアコムなどCATV番組制作会社はネットフリックスといったインターネットサービスに視聴者を奪われており、ディッシュなど有料テレビ事業者から支払われる加入者一人当たりの配信料引き上げを目指している。ディッシュは加入者数が約1390万人で、有料テレビ事業者としてはAT&Tとコムキャストに次ぐ3位。

原題:Dish CEO Sees Path to Agreement With Viacom on Fee Dispute (1)(抜粋)

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