ヴァーレの鉄鉱石生産、1~3月は過去最高-業績改善か

  • 1~3月の鉄鉱石生産は7750万トン、年間で目標の下限到達の見通し
  • 鉄鉱石価格が60ドル上回り業績見通し上向く

鉄鉱石生産会社の中で今年最高のパフォーマンスを示しているブラジルのヴァーレは、同社の鉄鉱石生産が1-3月(第1四半期)としては過去最高に達したと発表した。鉄鋼原料の鉄鉱石の価格が上昇する中、業績が改善するとの見通しが高まっている。

  ヴァーレは20日発表した資料で、同社の1-3月の鉄鉱石生産が7750万トンとなり、年間では目標レンジ(3億4000万ー3億5000万トン)の下限に到達するとの見通しを示した。ブルームバーグがアナリスト6人を対象に実施した調査の平均値では、第三者からの購入分を除き7840万トンと予想されていた。

  ヴァーレや競合するリオ・ティント・グループ、BHPビリトンの3社は、高コスト生産会社から市場シェアを奪うため供給過剰状態でも増産する戦略を引き続きとっている。ヴァーレは鉄鉱石価格が下落したことを受けて、利ざやの低い事業を制限する取り組みを進め、昨年12月に年間生産見通しを引き下げた。しかし、鉄鉱石業界最大の開発プロジェクトであるカラジャス鉱山のプロジェクト「S11D」の採掘開始で、今年後半には生産能力増強が加速する見通しだ。

  ヴァーレは28日の通常取引開始前に1-3月期決算を発表する予定。

原題:Vale Expected to Post Record Iron Output as Prices Rebound (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE