石油トレーダーのアンデュラン氏:ドーハ会合は中東の緊張高まり示唆

  • ヘッジファンド運用者、対立で原油供給に支障が出ると予想
  • ヘッジファンドの運用資産、過去1年間に2倍以上の10億ドルに増加

ヘッジファンド運用者ピエール・アンデュラン氏は、主要産油国が17日にカタールの首都ドーハで開いた産油国会合で緊迫化の兆しが示されたことから、中東情勢の動揺が高まり、いずれ供給に支障が出る可能性があるとの見方を示した。

  アンデュラン・キャピタル・マネジメントを率いるアンデュラン氏は同社の顧客向け月次書簡の中で、ドーハ会合で各国の石油担当閣僚らが合意に達しなかったことについて「サウジアラビア内部で深い意見の相違があり、サウジとイランの間で緊張が高まっていることが露呈したのは明らかだ」と指摘。「その結果、現在の中東での宗派対立の高まりが代理戦争の様相を強める可能性が高く、最終的に供給にさらに支障が出ることになる」との見方を示した。

  同社の運用資産は10億ドル(約1100億円)と、約1年前の4億3000万ドルから2倍余りに増加。ブルームバーグが入手した書簡によれば、旗艦ファンドの運用成績は3月にプラス2.2%で、1-3月(第1四半期)ではプラス5.8%となった。

  アンデュラン氏は今年に入って、原油価格は底入れし2014年6月から始まった下落は終了したと考えていると述べていた。同氏は今回の書簡で原油価格が年末までに1バレル=60-70ドルに上昇するとの見通しをあらためて示し、来年には85ドルに達するとの見方を示している。

原題:Oil Trader Andurand Warns Doha Signaled Rising Mideast Tensions(抜粋)

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