5月にロシアで産油国会合の可能性、増産凍結で-イラク副石油相

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  • イラクは短期的な増産凍結での合意を望むとニマ副石油相
  • ドーハ会合の物別れでも原油相場は緩やかに上昇するとイラクは予想

イラクのニマ副石油相は20日、石油輸出国機構(OPEC)や非OPECの主要産油国が原油相場の下支えに向け再び増産凍結での合意を目指し、恐らく5月にロシアで会合を開くだろうと述べた。

  ニマ副石油相は電話インタビューで、今月17日のドーハ産油国会合が増産凍結で合意に至らなかったにもかかわらず、原油相場は緩やかに上昇するとイラクはみていると語った。一方、ロシアのノバク・エネルギー相はニマ副石油相のコメントを受け、5月の産油国会合に関してまだ合意は成立していないと述べた。

  ニマ副石油相は「イラクはこの会合に参加するだろう」と発言。「イラクの見解は、増産凍結を短期間行うことで市場の余剰を緩和するとともに価格を回復させ、生産者と消費者の双方の利益を均等に守るのを助けるというものだ」と説明した。

  カタールの首都ドーハで開かれた産油国会合では、サウジアラビアがイランを含めOPEC全加盟国の確約なしでは増産を凍結しないと主張し、物別れに終わった。イランは増産凍結を受け入れることは当面ないとの姿勢を保っている。サウジとイランは内戦状態が続くイエメンやシリアをめぐり対立する立場を取っており、両国間の緊張は高まっている。

  ニマ副石油相の発言が伝えられた後、原油先物相場は上げ幅を拡大。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は前日比3.8%高の1バレル=42.63ドルと、昨年11月25日以来の高値で終了。ロンドンICEのブレント6月限の終値も1.77ドル(4%)上昇の45.80ドルと、昨年11月25日以来の高水準となった。
 
  プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニア市場アナリスト、フィル・フリン氏は「大規模な凍結への期待が再浮上し、トレーダーが売りポジションを買い戻している」と説明した。
  
原題:Iraq Says OPEC, Others to Meet on Oil Freeze, Perhaps in May (1)(抜粋)

(3段落目以降にアナリストの発言などを追加して更新します.)
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