欧州債:ドイツ債、3日ぶり上昇-ECB会合を控えリスク回避の動き

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20日の欧州債市場でドイツ国債が3日ぶりに上昇した。欧州中央銀行(ECB)の定例政策委員会を翌日に控え、先に公表された追加緩和策の詳細を見極めようとする動きが広がった。

  ドイツがこの日実施した10年債(32億ユーロ)の平均落札利回りは0.15%と、2015年4月以来の低水準となった。

  調査によるとエコノミストらはECBがあすの会合で政策金利を据え置くと予想している。ドラギ総裁率いるECBは前回の会合で、政策金利を全て引き下げ、社債を資産購入プログラムの対象に含めた。

  キャンター・フィッツジェラルドの債券ストラテジスト、オーウェン・カラン氏(ダブリン在勤)は「ドラギ総裁の記者会見が始まるまで市場はやや落ち着いた状態が続くだろう。特に社債購入プログラムがどのように機能し、『ヘリコプターマネー』とマイナス金利に関する説明があるまでだ」とし、「21日まで総じてリスク回避の流れで現状維持となるだろう」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、既発のドイツ10年債利利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.15%。前日までの2営業日で4bp上げていた。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格はこの日、0.155上げ103.375。

  フランス10年債利回りも2bp低下し0.49%。一方、ポルトガル10年債は2bp上昇の3.14%、同年限のスペイン国債利回りはほぼ変わらずの1.53%となった。

原題:European Bonds ‘Tread Water’ as Traders Wait for ECB’s Draghi(抜粋)

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